GPOレギュラーコース名古屋の第3回目と4回目に参加して来ました。|高崎ハルナモ歯科||高崎市の歯医者・歯科|コープみさと店内

〒370-3104 群馬県高崎市箕郷町上芝501-1
027-393-6173
ブログ
ヘッダー画像

ブログ

GPOレギュラーコース名古屋の第3回目と4回目に参加して来ました。|高崎ハルナモ歯科||高崎市の歯医者・歯科|コープみさと店内

GPOレギュラーコース名古屋の第3回目と4回目に参加して来ました。

高崎ハルナモ歯科の深澤です。
4月13日・14日は医院をお休みにさせて頂き、GPO名古屋レギュラーコース第3・4回に参加しました。

 13日は、歯牙の移動方向、歯牙の移動方向が与える影響、Ⅰ級叢生の治療、セファロ分析、タイポンド実習を行いました。矯正で歯を動かす際はワイヤー矯正とマウスピース矯正で動かし方が違うのですが、ワイヤー矯正とマウスピース矯正それぞれの歯牙の移動方向やステージ毎の注意点などについてレクチャー頂きました。奥歯の咬み合わせはⅠ級~Ⅲ級までの分類があり、Ⅰ級は最も奥歯の噛み合せが安定しているもので、叢生とは歯並びがガタガタになっていることをいいます。今回の勉強会では、全8回を通して、Ⅰ級叢生の患者さんを想定した模型を使って実習を行っています。そのため矯正のステージ毎のワイヤーや装置の選択について、まず一連の流れの説明を受けました。ステップ毎の説明を受ける機会はよくあるのですが、今回のような全体像を理解できるような説明をして頂ける機会はなかなかなく、非常に勉強になりました。またセファロ分析もGPO独自の考え方もあり、セファロ分析への理解が深まりました。
 14日はセファロ分析の続き、スタイナーボックス、抜歯非抜歯の基準、タイポンド実習です。スタイナーボックスとは簡単に言うと、矯正治療における予測実現性を調べる方法です。ワイヤー矯正ではどうしても矯正後の治療結果を予測するのが難しいのですが、スタイナーボックスを使用して分析を行うとある程度まで治療結果を予測することが可能になります。またこの結果を踏まえて、抜歯が必要かを客観的に判断することも可能になります。矯正治療において抜歯を行うか、それとも非抜歯で治療を行うかの論争は、ワイヤー矯正の黎明期から延々と現在まで続いています。矯正の治療方法にはいくつかの流派があり、ある流派ではかならず抜歯をして、また別の流派では絶対に抜歯をしないで矯正をするとの話があるくらいです。一見非抜歯のほうが良さそうですが、スペースが足らないのに非抜歯で行うと後戻りやキレイに並ばなかったりします。では抜歯がいいかと言うとそうでもなく、抜歯を行ったがためにスペースの閉鎖が出来なかったり奥歯の噛み合せが狂ったりします。それほど抜歯・非抜歯の判断は難しいのですが、スタイナーボックスを使用することで抜歯の必要性を、客観的に判断することが出来ます。講義の中で、このスタイナーボックスを使いこなすための考えかたを徹底的にレクチャーして頂きました。
 今回も非常に濃い内容であり、また宿題も多く出されました。5月の11日・12日に第5・6回が開催されます。次回までに十分な復習と、宿題を仕上げて臨みたいと思います。