Club GPのBasic Programの第2回目を受講しました。
いつもお世話になっております。高崎ハルナモ歯科の深澤です。
7月9日(火)は佐藤琢磨先生が主催するClub GPのBASIC Program第2回目を受講しました。佐藤先生は顕微鏡下での歯科治療で非常に有名な先生です。
第2回目は支台歯形成と診療見学でした。支台歯形成とは、インレーという詰め物やクラウンという被せ物をつけるために、歯を削ることを言います。支台歯形成は毎日行う処置ですが、非常に奥が深い処置です。処置時間としては何も考えないで適当にやると3分程で終わる処置ですが、こだわると4時間くらいかかります。そのため歯科医師の技術や臨床への姿勢などが、削った1本の歯に全て現れるといっても過言ではありません。修行時代に師匠のS先生が削った歯を見て、その完璧さや技術への真摯な姿勢が感じられ、感動していました。
歯を削るときに、しっかりと歯を見るためにはポジショニングとミラーテクニックが重要になります。今回はミラーテクニックを中心に教えて頂きました。歯の部位によっては、ミラーを使っても非常に見づらい部位があります。それを回避するために、Mirror Placement Technique、 Wet Mirror Technique、 Double View Mirror Techniqueというテクニックを教えて頂きました。テクニック自体は簡単なものですが、今まで教わったことがなかったので、非常に勉強になりました。実際に治療中に使用してみると、これがミラーテクニックの最適解だと思える非常に画期的な方法でした。
佐藤先生がインレーの窩洞形成をしている動画を解説していただきました。先ほど教えて頂いたテクニックを使い実際の臨床の現場でいかに視野を確保するのかや、日本トップの先生は形成時にどこを見ているのかなども知ることができ、とても参考になりました。