YT臨床矯正セミナー基礎コース第12回目に行ってきました。
- 2025年4月16日
- YT臨床矯正セミナー,学会・セミナー等
いつもお世話になっております。
高崎ハルナモ歯科院長の深澤です。
3月12日は医院をお休みにさせて頂き、YT臨床矯正セミナー基礎コース第12回目に行ってきました。
今回は前回(2月12日)の実習の続きで、犬歯のリトラクションでした。
リトラクションとは、後方に移動させることです。
今回の模型実習のケースはI級叢生です。
叢生とは簡単にいうと、歯並びがガタガタであることをいいます。
Ⅰ級とは奥歯のかみ合わせには問題がないことを意味してます。
治療計画としては、第一小臼歯を抜歯してスペースを確保し、咬合関係を維持したまま、歯を再配列していくことになります。
前回の実習で、ある程度のレベリング(各歯のブラケットスロットが一直線になるようにすること)が終了しているので、今回から歯を積極的に移動していきます。
実習では、パワーチェーンを使ってのリトラクションをおこないました。
リトラクションのやり方は、私が知ってる方法では3種類ほどあります。
歯に特定の動きをさせるために、ワイヤーを曲げるワイヤーベンディング、
ゴムの力を利用するパワーチェーン、
伸ばしたバネが元の長さに戻ろうとする性質を利用するクローズドコイル
があります。
どれにも利点欠点があり、この方法が絶対に良いというわけではありません。
基本的には、矯正の流儀や考え方で、それぞれ採用されます。
本来なら全12回なのですが、ブラケットの実習が終わらなかったため、あと1回補講があります。
補講は2日間設けられており、どちらかに出席をするということになっています。
そのため、1年間一緒に学んだメンバーと顔を合わせるのは今回が最後になるので、最後に記念写真を撮りました。
様々な刺激をくださったメンバーの皆様には、感謝しかありません。
高崎ハルナモ歯科では、一般歯科のみではなく、インプラント、矯正、ダイレクトボンディング、審美修復などの高度な歯科治療を提供できるように、常に研鑽を行っております。なにか、お困り事がございましたら、気楽にご連絡下さい。