歯周病の原因・症状・治療法|高崎市の歯科医師がわかりやすく解説
- 2026年4月9日
- 虫歯・予防
こんにちは。高崎ハルナモ歯科 院長の深澤充です。
「歯磨きのたびに血が出る」「朝起きると口の中がネバネバする」「最近なんとなく歯がグラつく気がする」——これらは歯周病の代表的なサインです。日本の成人の約8割が歯周病にかかっていると言われていますが、初期段階では痛みがほとんどないため、気づかないうちに進行してしまう方がほとんどです。
歯周病は放置すると歯を支える骨が溶け、最終的には歯が抜け落ちてしまう病気です。しかし、早期に発見して適切な治療を行えば、進行を食い止めることができます。高崎ハルナモ歯科では、歯科衛生士による専門的なクリーニング(PMTC)と、院長による精密な診断を組み合わせた歯周病治療を行っています。
歯周病とは——歯を失う原因の第1位
歯周病は、歯と歯肉の隙間(歯周ポケット)に細菌が入り込み、歯肉に炎症を起こす感染症です。進行すると歯を支える歯槽骨が破壊され、歯がグラグラして最終的には抜けてしまいます。日本人が歯を失う原因の第1位は歯周病で、虫歯よりも多くの歯が歯周病で失われています。
歯周病と全身の健康の関係
近年の研究で、歯周病は口の中だけの問題ではないことが分かってきました。歯周病菌や炎症物質が血流に乗って全身に回ることで、糖尿病の悪化、心疾患、脳卒中、誤嚥性肺炎、早産・低体重児出産などのリスクを高めることが報告されています。「お口の健康は全身の健康につながる」というのは、まさにこのことです。
こんな症状があったら要注意——歯周病セルフチェック
- 歯磨きのときに歯肉から出血する
- 歯肉が赤く腫れている(健康な歯肉はピンク色で引き締まっている)
- 朝起きたとき口の中がネバネバする
- 口臭が気になる、または人に指摘された
- 歯と歯の間にすき間ができてきた
- 歯がグラグラする、噛むと違和感がある
- 歯肉が下がって歯が長く見えるようになった
2つ以上当てはまる方は、歯周病が進行している可能性があります。痛みがなくても、早めの受診をおすすめします。
歯周病の進行段階と治療法
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段階 |
状態 |
治療法 |
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歯肉炎 |
歯肉が赤く腫れ、出血する。骨はまだ破壊されていない |
ブラッシング指導+クリーニング(PMTC)で改善可能 |
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軽度歯周炎 |
歯周ポケット3〜4mm。歯槽骨の吸収が始まっている |
スケーリング(歯石除去)+ブラッシング指導 |
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中等度歯周炎 |
歯周ポケット5〜6mm。骨の吸収が進み歯がグラつく |
SRP(歯面清掃+ルートプレーニング)+経過観察 |
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重度歯周炎 |
歯周ポケット7mm以上。歯が大きくグラつく |
歯周外科手術を検討。保存が難しい場合は抜歯→インプラント等 |
歯肉炎の段階で見つけることができれば、毎日のブラッシングと歯科医院でのクリーニングだけで改善が見込めます。中等度以上に進行すると治療期間が長くなり、失われた骨は自然には戻らないため、早期発見が何より大切です。
当院の歯周病治療の流れ
Step 1:精密検査
歯周ポケットの深さを1本ずつ測定し、レントゲンで歯槽骨の状態を確認します。出血の有無、プラーク(歯垢)の付着状況も記録し、歯周病の進行度を正確に診断します。
Step 2:スケーリング・SRP
歯石を専用の器具で除去(スケーリング)し、歯根の表面を滑らかにする処置(ルートプレーニング)を行います。歯根の表面がなめらかになると、細菌が再付着しにくくなります。当院では歯科衛生士が拡大鏡を使い、目に見えない歯周ポケットの奥の歯石まで丁寧に除去しています。
Step 3:ブラッシング指導とセルフケアの見直し
歯周病治療は、歯科医院での処置と患者さんの日々のセルフケアの両輪で成り立ちます。歯科衛生士が患者さん一人ひとりの磨きグセや生活習慣に合わせたブラッシング方法をご提案します。歯間ブラシやデンタルフロスの使い方もお伝えします。
Step 4:定期メンテナンス
歯周病は「治療が終わったら終わり」ではなく、再発しやすい病気です。3〜4ヶ月に1回の定期メンテナンスで、歯周ポケットの再チェックと専門的なクリーニング(PMTC)を行い、再発を防ぎます。当院は予約優先制で、土日祝も診療していますので、お忙しい方も継続的に通いやすい体制です。
歯周病を予防するために——毎日のケアで差がつく
歯周病の予防と再発防止には、歯科医院での治療だけでなく、毎日のセルフケアが欠かせません。歯ブラシだけでは歯と歯の間のプラークの約6割しか落とせないため、デンタルフロスや歯間ブラシの併用が重要です。当院では患者さんの歯並びや歯肉の状態に合わせて、最適なケア用品の種類とサイズをご提案しています。
また、喫煙は歯周病の最大のリスク因子の一つです。タバコを吸う方は、吸わない方と比べて歯周病の進行スピードが2〜6倍速く、治療への反応も悪くなることが分かっています。禁煙が難しい方でも、定期的なプロフェッショナルケアを受けることでリスクを下げることは可能です。
よくあるご質問
- 歯周病は治りますか? 歯肉炎の段階であれば完治が期待できます。歯周炎に進行した場合は、失われた骨を元に戻すのは難しいですが、治療によって進行を止め、それ以上悪化しない状態を維持することができます。
- 歯周病の治療は痛いですか? スケーリングは多少の不快感がありますが、強い痛みはほとんどありません。SRP(深い歯石の除去)の際は必要に応じて局所麻酔を使いますので、痛みを感じることなく治療を受けていただけます。
- 歯周病は若い人でもなりますか? はい。20代・30代でも歯周病にかかっている方は少なくありません。特にタバコを吸う方、糖尿病のある方、歯磨きが不十分な方はリスクが高くなります。年齢に関係なく、定期検診を受けることが予防の第一歩です。
- 歯周病と口臭は関係ありますか? 大きく関係しています。歯周ポケット内の細菌が出すガスが口臭の主な原因の一つです。歯周病を治療することで口臭が改善するケースは非常に多いです。
- 高崎市で歯周病治療に力を入れている歯科はありますか? 高崎ハルナモ歯科では、歯科衛生士が拡大鏡を使った精密なクリーニングを行い、院長がJIADS(歯周・インプラント専門の研修機関)で研鑽を積んだ知識を活かして歯周病治療を行っています。土日祝も10時〜19時で診療中です。
まとめ
歯周病は「沈黙の病気」と呼ばれるほど自覚症状が出にくい病気ですが、放置すれば歯を失い、全身の健康にも影響を及ぼします。歯磨きで出血する、口臭が気になるという方は、早めに歯科医院を受診してください。
高崎ハルナモ歯科では、歯科衛生士による拡大鏡を使った丁寧な歯周病治療と、定期メンテナンスで再発予防をサポートしています。高崎市箕郷町のコープみさと店内にあり、土日祝も診療中。お電話(027-393-6173)またはWEB予約からお気軽にどうぞ。



