松岡塾BASICの5回目に行ってきました。
平素より大変になっております。高崎ハルナモ歯科の深澤です。
11月3日(日)は医院をお休みにさせて頂き、大阪で開催された松岡塾BASIC第3期の5回目に出席してきました。
東京で開催された松岡塾BASIC第2期に参加していたのですが、その5回目が2024年4月14日で、別件があり参加することができませんでした。松岡塾の先生方のご厚意で、今回振替受講させて頂きました。
開催場所が大阪で9時30分からスタートということもあり、前日入りするためにホテルを予約していました。しかし、前日の大雨で、新幹線が運転を見合わせるなどのトラブルがあり移動ができなかったため、参加を見合わせようかと考えていました。しかし松岡塾のスタッフがお忙しい中用意してくれた機会を無駄にするのも忍びなく、始発なら間に合うことがわかったため、籠原駅5時の始発に乗り大阪に行ってきました。
前日の大雨の影響で、東京から新大阪間の新幹線の指定席は全て埋まってしまっていたため、人生2度目のグリーン車で行きました。朝4時起きの眠気も、快適な席での快眠でなくなり、フレッシュな状態で講義に挑めました(笑)。
松岡塾ではアライナー矯正(マウスピース矯正)について学んでいます。最終回となる5回目では、治療目標の設定、保定、治療結果の評価、種々の矯正装置、矯正で用いる器具と材料についてなど、治療目標の設定が主な講義内容でした。
治療目標の設定では、いかに枚数を減らすかとリバイスの見極めを力説いただきました。アライナー矯正では、大体1~2週間程度で新しいアライナーに交換をしていきます。治療が終わるまでに交換するアライナーの数を、枚数またはアライナー数といいます。この枚数が増えれば増えるほど、治療予測とのズレが大きくなります。治療後の歯並びを予測することを治療予測といい、治療予測通りになることを予測実現性といいます。治療計画とは、いかに予測実現性の高い設計をするために枚数を少なくしていく工夫が重要になってきます。
ですが人間の体は機械ではないので、治療計画の修正が重要になってきます。治療計画の修正のことをリバイスまたは追加アライナーといいますが、治療計画と実際の口腔内とのズレを注意深く観察し、粘らないで見切りをつけることが、結果として治療期間の短縮に繋がるともお話されていました。
その他の内容は独立した内容としてではなく、治療目標の設定を補完するためという内容だったので、非常に新しい視点を構築できました。
次の日も診療のため、セミナー後は観光などせずにすぐに帰りました。たこ焼きを駅構内で食べたくらいしか、大阪らしいことはできませんでした。たまにスタッフから、「先生はいろいろな場所に旅行できていいですね」と言われますが、実態は弾丸ツアーなので、観光なんてしている暇はありませんし、移動中は大体セミナーの予習や復習をして過ごしています。我ながらタフだなと思いますが、良い治療技術を習得するために、皆様にご迷惑をかけて医院を休みにしてるので、泣き言は言えません。今後も自分にムチ打って頑張っていきますので、よろしくお願い致します。