歯科医院での定期検診と学校検診の違いについて
- 2023年4月5日
- 定期検診
こんにちは、高崎ハルナモ歯科院長の深澤です。
4月になり、新年度になると学校検診が始まります。
今日は学校での歯科健診についてお話をしたいと思います。
「定期的に歯科医院に通っているのに、学校検診で虫歯があると言われた。」と言った経験をされた方もおられるかもしれません。
結論から言いますと、これは虫歯を見逃していたのではなく学校検診と歯科医院での定期検診では役割の差があるからです。
私も学校検診に行ったことがあるのですが、学校検診はレントゲンもなく照明も十分とはいえない環境で行います。
どうしても虫歯か健康な歯かの判断に迷うときがあります。
そのような時は、検診という性質を考え見逃しがないように、一旦虫歯と判断し、後は十分な設備の整っているかかりつけの歯科医院に判断をお願いせざるをえません。そのため、虫歯の判断がどうしても厳しくなります。
歯科医院での定期検診は、レントゲン等も使えるため学校検診よりも正確な判断ができます。
そのため、疑わしい歯が虫歯ではなかったいうことはよくあります。
大きな虫歯であれば治療をすぐに行う必要がありますが、判断に迷うような小さな虫歯は、定期検診の期間や歯医者が苦手かどうかなどを総合的に判断し治療時期を決定します。特に子供は歯医者が苦手な子が多いので、小さな虫歯は定期検診で様子を見ながら、進行を認めたら治療を行うことが多いです。
歯科医院で定期検診で虫歯がないですよと言われても、学校検診では虫歯かそうでないかの判断に迷う歯や、経過を診ている歯も虫歯と判断されることがあります。
学校検診で虫歯と言われた時は詳しく診てもらう必要がありますので、早めの受診をオススメします。
お読み頂き、ありがとうございました。以上、『歯科医院での定期検診と学校検診の違いについて』でした。