Club GPのBasic Programの第1回目を受講しました。|高崎ハルナモ歯科||高崎市の歯医者・歯科|コープみさと店内

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Club GPのBasic Programの第1回目を受講しました。|高崎ハルナモ歯科||高崎市の歯医者・歯科|コープみさと店内

Club GPのBasic Programの第1回目を受講しました。

 2024年6月18日の夜、Club GPのBasic Programの第1回目「診査・診断。治療計画」をWeb受講しました。Club GPとは佐藤琢磨先生が代表を務める新進気鋭のスタディーグループです。今回は第1回目ということもあり治療計画の話が中心でした。今回の治療計画は口腔内全体を治療する全顎治療についての話が主でした。

 治療において問題となるのは「力」、「感染」、「審美」、「機能」の4つです。「力」とは咬み合わせのことを、「感染」とはエンドとペリオのことをいいます。「感染」を放置しておくと歯が駄目になるため、適切な治療介入が必要になってきます。治療によって感染がなくなれば問題がなくなるわけではありません。口腔内の状態を長期間良い状態にするには感染制御だけではなく、「力」を安定させることが重要になってきます。
 治療で問題になってくる「力」とは、咬合が適切にコントロールされていて、特定の歯に負担がかからないようにすることです。感染が進んだ歯は弱くなっていて、咬む力に耐えられなくなってきます。咬む力に耐えられなくなると、歯は割れたり動揺が進んで抜けてしまいます。1本の歯が駄目になってしまったために、お口の中全部の歯の治療が全てやり直しになることも珍しくありません。そのため、感染が進んでしまった予後不良の歯がどれかをまず見極め抜歯をします。その後、残りの歯の咬み合わせの状況を調べていきます。咬み合わせがうまくいっている歯の本数が少なくなると他の歯も連鎖的に駄目になっていくので、インプラント、ブリッジ、義歯などで補う必要があります。これを補綴と言います。今回の講義では、補綴の1つである義歯の設計を教えて頂き、インプラントやブリッジなどは次回以降となりました。

 これから1年間、毎月第3火曜日を中心にWEB講義での講義を受ける予定です。自分の休みはなくなってしまいますが、患者さんによりよい医療を届けるために毎月頑張っていこうと思います。