いつもお世話になっております。
高崎ハルナモ歯科の深澤です。

５月16日の診療終了後、ZoomでGPO5月定例会に参加しました。東京都新宿区で開業されている常磐矯正歯科医院の常磐馨先生が『アライナー矯正のリアル』というタイトルでご講演くださいました。
アライナー矯正とはマウスピース矯正のことです。現在アライナー矯正のメーカーごとに様々な商品が出回っています。有名なところでは、アライン社のインビザライン、ストローマンのクリアコレクト、デンツプライのシュアースマイル、オームコのスパーク、アソインターナショナルのアソアライナーなどがあります。各社製品ごとに素材や設計思想が違うため、それぞれ特徴があります。一つの医院で1社の製品を採用することが多いのですが、製品ごとの特性を把握し、症例によって使い分ける必要性についてをお話しいただきました。
マウスピース矯正は矯正をしていることが目立たず、わずらわしさがワイヤー矯正より格段に少なく、非常によい装置です。ですが、あくまでも一矯正装置に過ぎないことを強調されていました。ワイヤー矯正よりマウスピース矯正のほうが適用範囲が狭く、歴史も浅く発展途上の技術です。そのことを理解し、なんでもマウスピース矯正で行うことは厳に慎むべきだと言われていました。
また講演の最後でハイブリッド矯正についてもお話を伺えました。ハイブリッド矯正とはマウスピース矯正とワイヤー矯正を組み合わせて行う矯正のことです。ワイヤー矯正である程度歯列を整えてから、細かいディテールをマウスピース矯正で行うなど両者の特性を活かした最新の矯正テクニックです。
2時間という短い時間でしたが、非常に情報量が多く勉強になりました。