YT臨床矯正セミナー 基礎コース 第1回目を受講して来ました。
- 2024年4月12日
- YT臨床矯正セミナー,学会・セミナー等
こんにちは。
高崎ハルナモ歯科の深澤です。2024年4月10日は医院をお休みさせて頂き、武内豊先生のセミナーに参加させて頂きました。
武内豊先生は日本成人矯正歯科学会の副会長を務められ、日本にデーモンブラケットを導入された矯正の第一人者です。
今回は、12回コースの第1回目ということで、症例分析の講義と実習でした。
矯正を始める時はセファロ分析という、患者さんの横顔のレントゲン写真を使用して骨格の分析を行います。この分析を行うことで、矯正の難易度や矯正の可否を判断します。骨格によっては矯正を行えないことや、手術を併用した矯正が必要な場合があるのですが、それをセファロ分析で判断していきます。
1930年代にセファロが開発されてから、現在まで様々な分析方法が考え出されて来ました。分析方法には開発した先生の臨床哲学が色々と散りばめられており、矯正の叡智が詰まっています。その数は膨大で複雑なため分析方法だけをまとめた書籍がありますが、500ページを優に超えます。
現在では各大学やスタディーグループごとに、いくつかの分析方法をそのまま使用したり一部をカスタマイズした方法をいくつか組み合わせて診断にあたっています。
今回、武内先生に教わった分析方法は現在当院で行っている分析方法とはかなり違いましたが、新しい方法を知り知見を深めることができました。
閑話休題
セミナーに参加しているメンバー全員でお昼に行ったのですが、その中のお一人の先生はどこかでお見かけした記憶がありました。以前セミナーであった方だと思い、その先生にお尋ねすると、やはり以前参加したインプラントのセミナーで非常に興味深い症例報告をされた方でした。自分もいつか誰かの記憶に残る症例発表ができるように頑張ります。
4月から1年間、第2水曜日は毎回お休みを頂き、武内先生のセミナーに参加します。患者さんにご迷惑をおかけしている以上、しっかりと自分の実力を高めるようにしていきます。