銀歯が取れた!すぐ歯医者に行けないときの応急処置と注意点
- 2026年4月15日
- 虫歯・予防
監修:高崎ハルナモ歯科 院長 深澤 充(歯科医師・口腔外科出身)
食事中に「ガリッ」と硬いものを噛んだ感覚——口の中を確認すると、銀歯が外れていた。こんな経験をされた方は少なくありません。
「すぐに歯医者へ行きたいけれど、今日は予約が取れない」「仕事が忙しくて数日は通えない」。そんな状況で焦ってしまう気持ちはよくわかります。
ただし、銀歯が取れたときの対応を間違えると、残っている歯を傷めたり、治療が大がかりになってしまうことがあります。ここでは、銀歯が取れたときにまずやるべきこと、やってはいけないこと、そして歯医者に行くまでの過ごし方をまとめました。高崎ハルナモ歯科の院長・深澤が、口腔外科での勤務経験も踏まえてお伝えします。
銀歯が取れたときにまずやるべきこと
取れた銀歯は捨てずに保管する
取れた銀歯は、状態がよければそのまま再装着できる場合があります。まずは捨てずに保管してください。
保管のポイントは、小さなケースやチャック付きの袋に入れて乾燥した状態で保管すること。ティッシュに包むと、うっかりゴミと一緒に捨ててしまうことがあるので避けましょう。受診時に持参すれば、歯科医師がそのまま使えるかどうかを判断します。
自分で戻そうとしない・市販の接着剤は使わない
銀歯を自分で元の位置に押し込んだり、市販の瞬間接着剤で固定するのは絶対にやめてください。
噛み合わせがズレた状態で固定すると、歯が割れる原因になります。市販の接着剤は口の中で使うことを想定していないため、歯や歯茎を傷める可能性もあります。「とりあえず戻しておけば大丈夫だろう」と考えがちですが、そのまま放置して虫歯が進行し、最終的に抜歯が必要になったケースもあります。
すぐに歯医者に行けないときの応急処置
痛みがある場合の対処法
銀歯が取れた部分は象牙質がむき出しになっているため、冷たいものや熱いものがしみることがあります。痛みがつらい場合は、市販の鎮痛剤(ロキソニンSなど)で一時的に対処できます。
ただし、ズキズキと脈打つような強い痛みや、歯茎が腫れている場合は、銀歯の下で虫歯が進行している可能性があります。この場合はできるだけ早く歯科を受診してください。高崎ハルナモ歯科では、急患にも対応しています。まずはお電話(027-393-6173)でご相談ください。
食事や歯磨きで気をつけること
銀歯が外れた側ではなるべく噛まないようにしましょう。硬いもの、粘着性のあるもの(キャラメル、ガムなど)は特に避けてください。
歯磨きは、銀歯が取れた歯の周りもやさしく磨いて清潔に保つことが大切です。汚れが溜まると、むき出しになった部分から虫歯が一気に進むことがあります。ぬるま湯でうがいをこまめにするのも有効です。
そもそも銀歯が取れる原因とは
銀歯の下の二次虫歯
銀歯が取れる原因で最も多いのが、銀歯の下にできた二次虫歯(二次カリエス)です。
銀歯と歯の間にはわずかな隙間があり、そこから細菌が入り込んで虫歯が再発します。銀歯の下は目で見えないうえ、レントゲンでも映りにくいため、自覚症状がないまま進行していることが珍しくありません。当院では歯科用CTを完備しており、通常のレントゲンでは確認しづらい銀歯の下の虫歯も3D画像で詳しく確認できます。
接着剤(セメント)の経年劣化
銀歯を歯に固定しているセメントは、年数が経つと少しずつ溶けて弱くなります。装着から5〜7年以上経過している銀歯は、接着力が落ちて外れやすい状態です。
セメントの劣化は避けられないものですが、定期検診で銀歯の状態をチェックしていれば「取れる前に対処する」ことも可能です。
噛み合わせの変化や歯ぎしり
噛み合わせは加齢や歯の治療によって少しずつ変わります。特に就寝中の歯ぎしりや食いしばりは、銀歯に強い力を繰り返しかけるため、外れやすくなる原因になります。歯ぎしりの自覚がある方は、ナイトガード(就寝用マウスピース)の使用も検討してみてください。
銀歯が取れた後の治療の選択肢
同じ銀歯を再装着できるケース
取れた銀歯の状態がよく、歯の側にも虫歯がなければ、同じ銀歯をそのまま再装着できることがあります。この場合は新しいセメントで固定するだけなので、1回の来院で治療が完了します。
ただし、再装着できるケースは全体の一部です。銀歯の下に虫歯があった場合は、虫歯の治療を行ったうえで新しい修復物を作り直す必要があります。
セラミックやダイレクトボンディングに変える選択肢
「どうせ作り直すなら、銀歯以外の方法にしたい」という方も多くいらっしゃいます。選択肢としては、セラミック(白い被せ物・詰め物)やダイレクトボンディング(歯科用樹脂を直接盛る方法)があります。
セラミックは見た目が自然で、銀歯と比べて歯との適合性が高いため二次虫歯のリスクを減らせる利点があります。金属アレルギーの心配もありません。ダイレクトボンディングは、小さな詰め物であれば1回の来院で完了できる場合もあります。
高崎ハルナモ歯科では、拡大鏡(サージテル)を使用した精密な治療を行っています。セラミック治療やダイレクトボンディングについて、それぞれのメリット・デメリット・費用を丁寧にご説明したうえで、患者さまに合った治療法をご提案します。複数の銀歯をまとめて治したい方には、短期集中治療にも対応しています。
よくある質問(FAQ)
銀歯が取れたまま放置するとどうなりますか?
むき出しになった歯に虫歯が急速に進行し、最悪の場合は歯の神経を取る治療や抜歯が必要になります。取れてから数日以内に受診するのが理想です。見た目に問題がなくても、歯の内部でダメージが進んでいることがあるため、痛みがなくても早めの来院をおすすめします。
取れた銀歯を飲み込んでしまいました。大丈夫ですか?
ほとんどの場合、飲み込んだ銀歯は数日以内に自然に排出されるため、慌てる必要はありません。ただし、咳き込んだり呼吸に違和感がある場合は、気管に入った可能性があるのですぐに医療機関を受診してください。
銀歯が取れて痛いのですが、すぐ予約が取れません。どうすればいいですか?
市販の鎮痛剤で痛みを一時的に抑えつつ、取れた側で噛まないようにしてください。高崎ハルナモ歯科は月・水〜日曜の10時〜19時で診療しており、急な痛みにもできる限り対応しています。まずはお電話でご相談ください。
銀歯をセラミックに変えるといくらくらいかかりますか?
治療する歯の場所や大きさによって異なりますが、当院ではセラミックインレー(詰め物)が税込55,000円〜、セラミッククラウン(被せ物)が税込77,000円〜です。保険適用の素材もご用意していますので、ご予算に合わせてご提案いたします。詳しくは当院の料金ページをご覧ください。
子どもの銀歯が取れた場合も同じ対処でいいですか?
基本的な対処法は同じです。取れた銀歯を保管し、取れた側で噛まないよう伝えてあげてください。乳歯の場合は生え変わりとの兼ね合いもあるため、再治療の方針が異なることがあります。当院は小児歯科にも対応していますので、お子さまの状態を拝見したうえで最適な対応をご提案します。
まとめ
銀歯が取れたときは、「保管する」「自分で戻さない」「早めに受診する」。この3つが鉄則です。
取れた原因が二次虫歯であれば、放置するほど治療が大がかりになります。逆に早く対処すれば、簡単な処置で済むことも多いのです。
高崎ハルナモ歯科では、歯科用CTや拡大鏡を活用した精密な診断で、銀歯が取れた原因を正確に特定します。再装着・保険のやり直し・セラミックへの変更など、患者さまの希望と歯の状態に合わせた治療をご提案します。群馬県高崎市箕郷町のコープハルナモ内にあり、無料駐車場完備で土日も19時まで診療しています。お電話(027-393-6173)またはWeb予約からご相談ください。



